「カトラリー」〜小さいものたち〜
つくれるコース
木のへら
木のさじ
珈琲メジャー
木のフォーク
赤ちゃんのはじめてのスプーン
時 間 9:30~15:30
対 象 初心者
定 員 8名
料 金 6日コース:22,500円
1日コース: 4,500円
ステップアップコース:4,000円(各コース2回目以降の料金)
(税込・材料費別)
材料費 300円〜1000円/日
木 材 くるみ
カトラリー 6日コース
じっくり向きあう 木のカトラリーづくり 6日コース
ご自分のペースで、ゆっくりと木のカトラリーづくりを学びます。
全15日、教育大学美術科の学生に「とにかく木のものづくりを次々としてもらう!」というコンセプトで木材工芸の講義をしています。
その一番最初が「バターナイフ」づくり。
「そんなの簡単でしょう〜」という思いを裏切るのが楽しい。
「実は深い!」と思っていただきたい。大学ではその次は木の器に飛んでしまうのだけれど、カトラリーだけで本当は6日やってもらいたい!を形にしたのがこの6日コースです。ぜひカトラリー三昧を楽しみましょう。
こんなスケジュールで行きたいと考えていますが、受講される方の個性と興味にあわせて変更しながら進めるかもしれません。
1日目 バターナイフと木のヘラ
最初にバターナイフと木のヘラをつくります。
普通の形ってなんなんだろう?
絵を描いたり曲をつくったりする時の美しさと普段使うモノの美しさにはどんな違いがあるのだろうか?
簡単にみえる普段使いの使えるものの中に深い問いが生まれることに気が付きます。
初めてのバターナイフと木のヘラづくりで美しい木の形に辿り着くのが目標です。
2日目 木のへら
家に持ち帰り使ってみると「次はこうしたい!」という思いがうまれます。
これを大切にして「木のへら」を発展させます。
3日目 木のさじ
その次は「木のさじ」。
小さいので逆に「木のヘラ」よりも難易度が上がります。
滑らかに複雑に連続する曲面がとても美しくつながっていく楽しさを発見します。
4日目 木のさじ
家に帰ってそのさじで口に運ぶと、自分の口はいろいろなことを感じてくれます。そしてまた「次はこんな木のさじを作りたい!」という思いが生まれます。
この思いが大事です。その形をつくりましょう。
5日目 木のさじを刃物でつくる
何本もつくったら、今度はよく研がれた刃物だけで木のさじをつくります。
ここまで来ると木のさじが様々な特性で複雑に構成されていることに気付きます。
さじの厚さ、さじ面の形と深さ、持ち手の長さとボリューム感、紙やすりで滑らかに仕上げるか、よく切れる刃物でスパッと仕上げるか? 最初は「木のさじ」がすごく狭い世界だったのに、どんどん広い世界があることに驚かされます。
6日目 フォークまたはコーヒーメジャー
その後にフォークまたはコーヒーメジャーをつくります。
どちらも全く違うものづくりです。
使い方のコンセプトが変わっただけでこれほど多様なのかととても戸惑います。
このささやかで本質的なものづくりを小さな旅のように楽しんでください。
おすすめです。
カトラリー 1日コース
木のへら 1日コース
くるみの木で自分が使いやすいと感じる木のへらの形を探求します。
木の板にきれいなへらの輪郭線を描き、糸鋸で切り抜き、ベルトサンダーで形を整えます。
小刀、棒ヤスリ、丸ノミ、あて木に巻きつけた紙やすりでなめらかな曲面を作ります。
講習会では、1~2本制作できます。
木のさじ 1日コース
何気なく日常で使っているスプーン、誰もが自分の使いやすいスプーンを知っているけれど、実際作ってみるとどんな形がいいのかを実は知らない。スプーンの深さは?クビレの細さは?持ち手の角度やまるみは?
自分でつくりながら、手の記憶とすりあわせていくモノづくり。
ご要望が多かった木のスプーン。みんなで研究しましょう。
珈琲メジャー 1日コース
クルミの木で珈琲メジャーを製作します。
柄の長い物や短い物、マメがたくさん入るものや、マメを入れる容器にぴったりのデザイン。
毎日使うものだから、手に取る度につくった時のことを想う。当日は2個は作りたいと思います。
材料は別売りでいろいろな大きさを用意しています。ぜひ引き続き、貸し工房を利用して製作し、とっておきの贈り物にしてはいかがでしょうか?
木のフォーク 1日コース
お皿の上でかちかち鳴らないフォークを木でつくる。
洋菓子を食べるのか、和菓子を食べるのか、パスタを食べるのか?
ちょうどいい幅と口当たり、先はどのくらい尖らせて仕上げる?
何気なく使っているフォーク。なんて奥が深いんでしょう。
赤ちゃんのはじめてのスプーン 1日コース
お母さんが離乳食を赤ちゃんの口に運ぶスプーンの長さ。
赤ちゃんが初めて使うスプーンの握り具合、その柔らかさ。
私はどうしても紙やすりで滑らかに仕上げてしまう。
次は優しい口当たりを残しながら刃物で仕上げてみようかな?