編み座スツール 製作過程

●講習会前に

編み座スツールので学べる講習内容は4日コースでも短いぐらいなので、今回の2日コースでは構造部分の加工は準備しています。


メインフレームのコノ字の部分のほぞ組はこのようにしっかりしたホゾで組まれています。

【1日目】

 

①この段階から製作開始です。

②トリマーという電動工具で椅子の面取り加工をします。

③紙やすりで表面をすべすべにします。

④木工用ボンドと強力なバークランプで椅子の形に組み上げ、塗装して1日目終了。


【2日目】

 

⑤国産の椅子用ペーパーコードで編んで行きます。張っていくとパンパンにきつくなるので写真のように板を入れて張り具合を調整します。

 

まずは縦張り。サンプルは6回捨て巻きし、3回通す。というのを9セットします。

⑥縦張り半分終了しました。

⑦縦張り終わりです。

⑧巻き数を確認できるように、張っている紐が斜めに歪まないように線を引いておきます。


⑨続いて横張りです。実際の作業を写真に取れないなぁ〜と思っていたら久保田さんが来てくれました! 「すみませんモデルになってください!」とお願いして作業の感じを写真に収めました。

⑩ぎゅっと引っ張って裏に移動します。

「あっ手袋がぼろぼろすぎる…」指先はこの作業のためにカットしました。

それにしても、くたびれすぎている…。


軍手は各自ご持参ください。

⑪シャッタースピードを早くしました。

手袋のほころびが見えません。


向こう側に見えている赤いクリップで紙ひもを通しているときに緩まないようにしています。

⑫だいぶ進みました。あと少しです。

⑬あと13回巻くと終了です。

ここからだんだんきつくなって大変になります。

⑭キツさ対策に6ミリのダボを挟みます。

ペーパーコードは4ミリなので、簡単に通ります。

⑮裏側も同じように編みます。

糸の結び目を隠そうと思ったのですが、プリッと上に出てしまいました。

まあいいでしょう。

見えないところに結び目が来るのがベストでしょうが、私は気にしません。

⑯完成です!

いつもながらなにか出来上がるのは楽しいものです。

テノ森にサンプルがあるので実物を見たい方はお越しください。

いろいろな角度から、完成品のフォトギャラリーです。