編み座椅子 製作過程
脚材を頑丈なホゾ組みでコノ字に組んだ状態までこちらで準備いたします。
ここまでの準備にもかなり時間がかかります。
【1日目】
椅子づくりはこの板からスタートします。
このホワイトオークの薄板を貼り合わせます。
ボンドを適量塗ります。
こんな治具にクランプで強力に絞めつけていきます。黄色い荷造り用のバンドを締めることで木材が丁度良くしなります。
このまま数日固定してボンドの硬化を待ちます。理想は一人づつ制作したいのですが、クランプの本数と治具に限りがあるので、皆でひとつを作りましょう。
コの字状態の脚材を加工します。
写真は帯鋸で足の幅を30mmに加工し、内側の角をジグソーで丸くするところです。
テンプレートを使いトリマーで丸く仕上げます。
トリマー加工し、ヌキ用のホゾ穴を角のみで加工するとこんな感じになります。
トリマーの刃を交換して、角を丸めます。
きれいに丸く面取りできました。座面を編む部分はダボで固定します。
組立の時にはいつもバタバタしてしまいます。
型から背板を外すとこんな感じになります。
下の細い部材はスピンドルといって、背板と座の部分をつなぐ部材です。
鉋で接ぎ合わせの不揃いを修正
トリマーで面取り加工
しまった!こんな加工をしたらえらく時間がかかってしまいました…。こういう加工は時間に余裕のある方のみで…。
スピンドル受け用の穴をボール盤で加工します。
座を編む時にスピンドルが邪魔するので、ペーパーコードが通る穴を開けておきます。
組立にバタバタとしてしまい写真を撮る余裕がありませんでした…。なんとか組上がりました。
【3日目・4日目】
いよいよ座編みです。ここまでの木工の作業風景とは一転して、紙ひもに一点集中する時間です。
完成です!
楽しい。
写真のサンプルよりも少しいいものにするために、スピンドルの角度を浅くし、背板の厚さを厚めにすることができるように準備します。